Monday, 7 June 2010

visions of constructivism

この前の休日。六本木クロッシングへ行こうと思って美術館情報をチェックしていたわたしでしたが
庭園美術館で催されているとある展覧会がもうすぐ終わることを知り、目的地を目黒へと変更。

「ロトチェンコ+ステパーノワ−ロシア構成主義のまなざし」を観てきました。

サンクトペテルブルクにネヴァ川、ボリシェビキにメンシェビキ。
マトリョーシカ、ピロシキ、ペレストロイカ、オルフェウスの窓(ロシア革命のマンガ)
リトビネンコ氏にプーチン、メドベージェフ。あとなんだろう・・・コサックダンス・・?
わたしにとって、ロシアはまだまだ未知の国だけど。

franzのCDアートワークはロシアアバンギャルドからきているのだということは知っていたわたし。


で、ロシアアバンギャルドの流れを代表する人物がアレクサンドル・ロトチェンコ。
これは観に行かないわけにいかないでしょ!となったのでした。
↑あぁぁそっくり!
左・・ロトチェンコによる国立出版レニングラード支部の広告ポスター(1924年)


ロトチェンコとパートナーのステパーノワ。
2人は美術学校で出会い、やがてモスクワにて共同生活を始めます。

ロシア革命後の激変する社会。プロレタリアの生活向上の為に「生活に芸術を持ち込むこと」を考えた彼ら。

ロトチェンコはポスターや写真、建築、日用品のデザイン、
ステパーノワは服や布地のデザインでそれぞれの個性を発揮したそう。
展覧会ではそんな2人の絵画や印刷物、写真、テキスタイル、空間構成まで観ることができます。
どれを取ってもポップで新しく、わたしの中のロシアのイメージが大きく覆りました。
曲線と直線の使い方が印象的でした。

それからちょっと嬉しかったのは、初期のロトチェンコがビアズリーに関心を持っていて
自身もオスカー・ワイルドの”The Duchess of Padua”をテーマに絵を書いていたという点。
退廃的なワイルドの小説もビアズリーの絵も好きなわたし。
統一感のない自分の興味に実は細い繋がりがあることを発見できて、にやりとしてしまいました。
なんでも繋がるんですね、ほんとに。