Friday, 12 November 2010

"Everything old is new again"

祖父の仕事の関係で、弘前の家には建築や家具について書かれている本が山ほどありました。
小さいころ、暇つぶしにそれらの本をぱらぱら眺めながら育った自分にとって
かっこいい建物や美しい調度品は底知れぬ魅力を持ったものに感じるのです。

引っ越す予定もないのに見取り図を見るのは大好きだし、家具屋さんでは1日過ごせるし
ふらふら散歩していてステキなお家を発見すると、怪しいほどに観察してしまう・・。

そんなわたし、池袋ツアーのおかげで最近自分の中で洋館ブームが再燃しているため
数年ぶりにここへとやってきました。

旧岩崎邸庭園でございます。
龍馬伝にも登場する、三菱創設者岩崎家の本邸。洋館・・むしろシャトー。


鹿鳴館で有名な、東京大学教授だったジョサイア・コンドル(Josiah Conder)による設計。
コンドル先生といえば駒込にある旧古河邸の設計も手がけています。

明治29年(1896)年に完成した岩崎邸はジャコビアン様式が基調となってはいるのですが
2階の婦人用客室はイスラム風です。ピンクが基調のそのお部屋、とっても可愛かった!!
館内の写真撮影が出来なくて残念だけれど・・・。

いいものは、いつの時代でもいい。

この写真の左側にあるベランダの列柱に注目。1階の柱と2階の柱のデザインが異なっています。
1階列柱はトスカナ式、2階はイオニア式の装飾なんだそう。(ギリシア建築のオーダーについては無知です)
外観も内部も、色々なモチーフがパズルみたいに組み合わさっているところが面白い。

こちらの洋館のすぐ隣には廊下が繋がった、書院造りが基調の和館があるのです。そちらは本当に別世界。
全く異なった趣きの2つの建物が作り出すバランスは本来不均衡でもおかしくないはずなのに
何故だかしっかりとマッチしてるのです。ふしぎ。

日本の建築史に残る洋館、やっぱり見ごたえは十分すぎるほどにありました。