Friday, 5 November 2010

Tokyo art meeting---Transformation

記録しておきたいことがたくさんたまっているけれど、まずはじめにこちら。

もしも明日の朝起きて鏡をのぞいたとき、そこに映るのがいつもの自分ではなくて
カフカの「変身」みたいに虫だったら?映画「第九地区」みたいに、エイリアンだったら?

そんな妄想が頭の中を駆け巡った、東京都現代美術館で催されているトランスフォーメーション展。
生きることは変わること。「変身ー変容」がテーマの展示会。


まず3階へ上がると大々的に
この展示会のポスターにもなっているMatthew Barneyのクレマスター3の映像が公開されていました。
Barney本人演じるフリーメイソンの入門者が主人公のこの映像。
わたしの様な凡人にとってクレマスターのストーリーというのはとてつもなく謎だけれど
それでもなんだか目を離すことのできない、不思議な魅力の詰まった映像作品です。

「すげー、どうやって撮影したんだろう。いくらお金かけてるんだろう。」(余計なお世話)

(Matthew Barney, from Cremaster 3)


その他に数ある作品の中で、個人的にはBharti Kherの作品が印象に残りました。
ロンドンで教育を受けたインド人の女性アーティスト。攻撃的で風刺的。


    
(Bharti Kher, from the series Hybrid)

「ファーブル昆虫記」で有名なJean-Henri Fabreの曾孫、Jan Fabreの作品も
ずらずらーっと並んでいて圧巻でした。


人間の様で、人間でないもの。人間と見せかけて、人間以上のもの。
古代の伝説から現代の映画・アニメまで、さまざまな「変身・変容」のモチーフは
まぎれもなくその時代、その瞬間の人の有様を反映しています。

現代を映す鏡としてのトランスフォーメーション。
ちょっぴりグロテスクな展示作品の中に生のエネルギー、そしてヒトへの警鐘と不安を感じました。