Tuesday, 4 January 2011

SHITEKI SEIKATSU


本屋さんで平積みにされていた、田辺聖子の乃里子さん3部作。
その可愛らしい装丁に惹かれて思わず購入し、去年の暮れから夢中になって読みました。

主人公の乃里子さんが奔放に恋をして結婚し、別れ、そして・・
今で言う働くアラサー女性のはなし。

端から見れば淡々としているであろう日常に潜む小さな幸せや憂いを掬いとって、
男女の・・・女性の本質を射抜いています。
「わー、その気持ちわかるかも!!!!!」と、何度も唸りました。
もう少し年をとれば、もっとわかるようになるのだと思う。

大阪弁での会話も洒落ていれば、作中に出てくるちょっとした小物まで洒落ており
今から約30年前の作品だなんて思えないくらいにおしゃれぽくてでみずみずしいお話。
ブリジット・バルドーの引用が散りばめられているのも印象的。

快活で明朗でおちゃめな乃里子さんの姿に、読んでて何度も元気を貰えます。


「苺をつぶしながら、私、考えてる。
こんなに幸福でいいのかなあ、って。」


三部作最後『苺をつぶしながら』の冒頭。最近読んだ本の中でいちばん印象的で好きな出だし。


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