Sunday, 13 February 2011

KYOTO antique CAFE

旅には色んな楽しみ方があるけれど。
わたしにとって観光と同じ位わくわくすることと言えば、旅先で喫茶店に入ることです。
昔からそこにあって、地元の皆さんの日常にそっと寄り添っているような、
旅先なのになぜか懐かしく感じてしまうような、古くてあたたかい場所。カフェじゃなくて喫茶店。

そんな旅先喫茶店チェッカー(?)のわたし、京都旅の計画を練るために眺めていた旅雑誌の
「京都三大アンティーク喫茶特集」という記事を見つけてテンションがあがりました。
アンティーク喫茶・・なんて夢のある言葉・・その響きはもう頭から離れません。

「これはまさにわたしが探し求めていた場所・・行くしかないわ!!」

只でさえ観たいところが多すぎる旅の予定に新しく喫茶店巡りを加えたため
旅行中のスケジュールは分刻み・・・になってしまいましたが
京都滞在最終日、意気揚々とアンティーク喫茶目指して四条河原町へ向かいました。

 3つのレトロカフェがご近所さん。正直、金閣寺観たときより感動してしまったのです。

ふんふんふんっ!(・・・と鼻息あらめにレポート開始)


①フランソア
1934年開店した喫茶店。戦争の色が強まり、言論の自由が失われつつあった当時に
オーナーが芸術や反戦について議論する場所としてこの喫茶店を提供したのだそうです。
ちょっと怪しい界隈にぽつんと現れる、当時から変わっていないその建物は国の登録有形文化財。
何ともクラシカルです。2階部分の窓&ベランダのデザインなんてロマンチックすぎじゃありませんか。
看板にも右の方に見えるステンドグラスにも、目がハートになりました。

小さなドアから入ってみると、レトロな制服のかわいい店員さんがお出迎えしてくれました。
こじんまりとした店内のインテリアも素敵。
赤い布ばりの小さなイスとドーム型の天井は眺めているだけで優雅な気分になります。
なんだかもう、本当に来てよかったわ!!

思ったよりも充実していたメニューの中から注文したのは
ずっしり濃い目のチーズケーキとふわふわ泡のミルクティー。

近くの席に座っていた女の子2人の京都言葉(内容はもっぱら恋愛のはなしだった様に思う)をBGMに
のんびーりとなんとも贅沢な時間を過ごしました。


②築地
こちらもフランソアと同じ昭和9年創業の老舗喫茶店。
四条河原町の裏路地を入った、昼限定で静かな場所にひっそりと佇んでいるお店。
カラフルなタイルが印象的。自転車まで建物にマッチングしています。


築地と聞くととっさに魚市場を思い浮かべるわたしはやはり東の人間。
コーヒーが飲めないわたしはここでもまた紅茶を注文。(普通の紅茶!)

暗めの店内でマイカメラがヘソを曲げてしまったので、残念ですが写真は割愛。
店内はフランソアに通じる重厚なインテリアで飾られています。クラシック音楽が似合う場所。
築地に集まっていたモダンガールたちに思いを馳せずにはいられません。
当時彼女達はどんな会話をしながらお茶を飲んだのだろう・・。
やっぱり時代はかわっても、女の子が集まって話す内容って変わらないのかしら・・。
そんなことばっかり考えてしまうような空間でした。


③ソワレ
最後にやって来たのは京乙女の聖地と言われる喫茶ソワレ。昭和23年に創業。
お店の看板にもお水を入れるコップにも、東郷青児の美人画があしらわれています。


東郷青児とは誰ぞやというあなたさま・・・


↑こんな感じの女性の絵、どこかでみたことありませんか??

さて。レトロなドアを開けて中に入れば青一色の幻想的な世界。"soiree"ってかんじ!!
なんでも青い光は女性の肌を一番美しくみせる色だから・・という理由で
店内の照明を全てブルーにしたそうな。

ソワレも割とメニュー豊富なのですが、注文したのはもちろん名物ゼリーポンチ。
ソーダの中にカラフルなキラキラゼリーがたくさん入っているのです。

周りを見渡せば
観光客らしき女の子たちも、携帯電話片手に仕事をしている女性も、世間話に夢中なおじいちゃんも
みーんなこのゼリーポンチを食べていた!!!
味は・・味は普通のゼリーとソーダなのですが・・。
こんなラブリーなメニューはなかなかありませんよね。
そこに座り、レトロかつ幻想的な雰囲気を堪能することに価値がある喫茶店。


この日3件の喫茶店をはしごしたもので、わたしのお腹はタッポンタッポンに・・・。
しかしそれでも京都3大アンティーク喫茶店は行く価値がありました。ほんとうにすてき!
こんな喫茶店の常連さんになって
いつもの席で本を呼んだり物思いに耽ったり(?)したい・・・と、心から思います。

東京のわたしの家の近所にこういう場所はないのだろうか。
あったら毎日でも通うのに!


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