Wednesday, 4 January 2012

Submarine

すっかり書くのが遅くなってしまったけれど、この映画!

映画館に行く回数も部屋でDVDを観る回数もここ数年で一番少なかった2011年の
マイベストムービーでありました。・・・って新年早々去年の話でごめんなさい。


イギリスのコメディアンでありながらArctic MonkeysのPV(Fluorescent Adolescent等)も手掛けている
RIchard Ayoade監督初の長編ムービー。
音楽はロック界ゼロ年代の宝Alex Turnerが提供しております。


辞書を読むのが好きな主人公のOliver Tate(なんだか目の辺りがAlex Turnerに似ている気がする)は
もの静かで周囲への観察眼に優れており、青春時代の若者の多くがそうであるように少し自意識過剰気味、
"I find that the only way to get through life is to picture myself in an entirely disconnected reality."
と呟いて、ふとした瞬間妄想の世界へと飛んで行く15歳の男の子。
決してクラスの人気者タイプではない、彼の早口なひとりごとはとにかく面白い。
真面目な顔して無意識のうちに話にオチを付ける15歳、素晴らしいよ。


そんな彼がおかっぱ頭のミステリアスでどこか破天荒そうなクラスメイトJordanaに恋をしたこと、
そして、ママは浮気しているかもしれないと感づいてしまったことによって
彼の毎日の生活が、少しずつ今までと違うものになってゆく・・・。

わたしが15歳の頃は、ほんとうにほんとうに、今考えると全くどうでもいい些細な事すら大事件で
どうしようもないことを心配したり妄想したり、
思いつきに任せてとんでもない行動を仕出かす毎日を送っていたものですが
まさにこの映画もそんな感じ。
まぁOliverくんは当時のわたしなんかよりずっと考え方が大人なのだけどもね。

学校や家庭で起こる小さな出来事に対して、それはもう真剣に向き合うOliver Tateのお話は
わたしたちの目に、可笑しく、切なく、瑞々しく映ります。
上手くいったことも、そうでなかったことも全部引っ括めて
人生の中で一瞬だけ輝く、青春の愛おしさみたいなのをひしひし感じるのです。

OliverとJordanaはとにかくチャーミングだし
ベストタイミングで流れる郷愁呼び起こしまくりな切ない楽曲と
全体的にグレーとみずいろの間みたいな美しい映像の効果もあって
この映画はほんとうにいい!
「いい」としか言えない自分の表現のなさが憎いほどに、いい映画なのです。(また言った)
すっかり大人の年齢になった今だからこそ楽しめた、というのもあるのかな。

ダッフルコート、真っ赤なコート、ポラロイドカメラのキス、手紙、夕暮れの海、水槽、花火・・・


今年も絶対DVDで観るわ。



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