Sunday, 8 January 2012

Valerie and Her Week of Wonders

1970年のチェコスロバキア映画"Valerie and her Week of Wonders"を観ました。
日本では『闇のバイブル 聖少女の詩』という意味不明な邦題が付いている映画。
ここまでセンスない邦題、初めて見たかもしれません・・・。

祖母と暮らす少女ヴァレリエ。初潮を迎えた日を境に、彼女の周りでは奇妙なことが起き始めます。
村にやって来る奇妙な一団、白塗りのヴァンパイア(結構こわい)、ある契約を結ぶ祖母、
パールのイヤリング、デイジーの花、眼鏡のイーグル、
若い娘を集めて行われる教会の典礼、ヴァレリエを襲おうとする司祭さま(迫り方がオカマ)
炙り出し文字の手紙、地下の棺、水辺の宴・・・。

クルクル変わる場面と、はっきりしない人物関係。話の筋はきわめて曖昧。
現実なのか夢なのかもわからない、とても不安定な少女の世界は
子供から大人になることへの不安と興味を表現しているよう。

一度聴いたら離れない、少年合唱団のコーラスにのせて広がる怪奇幻想的な世界にくぎづけ。


どのシーンを観てもヴァレリエの撮り方が素晴らしいです、ほんとに。
レースたっぷりのカーテンに包まって怯えるシーンなんて可愛すぎてこまるわ!

アイアンのベッドが印象的な真っ白い部屋、レース襟のワンピースにガラス細工の食器など
女の子が好きそうな要素がたーっぷり出てくるのですが、そういうガーリーな小物が
映画の薄気味悪さにとにかくマッチしています。

ファンタジー映画でロリータ映画でゴシック映画で時々ホラー映画。
黒と白の世界に、鮮烈な血の色のイメージ。

とっても不思議な世界観!!
自分なりに解釈できるまで何度でも観ると思う。

★クリックミープリーズ★
↓↓
<span style=