Saturday, 24 March 2012

My Week with MARILYN

イギリスの映画監督コリン・クラークの手記が原作。
時代と寝た女の、知られざる物語。


1956年。
毎週木曜日映画館に通うのが楽しみだった23歳の青年コリン・クラークは自らも映像の道を志し
親のコネでロンドンにある映画プロダクションに第三の助監督として雇われます。
彼の初仕事となったのが、ローレンス・オリヴィエ主演・監督の映画"The Prince and the Showgirl"でした。

同作のヒロインに起用されたのは、時の女優マリリン・モンロー。
映画撮影の為イギリスへとやってきたマリリンは、最初こそチヤホヤされたものの、
異国の地で自分にのしかかるプレッシャーに押しつぶされ、作品づくりに集中できず
睡眠薬を飲んでは遅刻を繰り返し、台詞も覚えられないでスタッフを困らせていました。
ついには演技方法で監督のオリヴィエと激しく対立、映画製作陣の中で完全に孤立してしまうのです。
もう撮影は中断するしかないかもしれない。

そんな彼女に唯一理解を示したのがコリンでした。

「僕はあなたの味方です」

この一言がきっかけで親密になってゆく2人。
そのうちにコリンは目の当たりにすることになるのです。
天真爛漫なセックスシンボルマリリン・モンローとまるっきり正反対の
不安と孤独に苛まれ、いつだって哀しくて、いつだって愛を求めている、本当の彼女の姿を・・・。

劇作家アーサー・ミラーを夫に持つ世界的有名女優と無名の青年の、秘密の一週間。
結末なんてわかりきっている。

コリンにとっては燃え上がるような、嵐に襲われたような、そんな恋だったかもしれないけれど
マリリンがコリンに抱いていた感情は、恋というより友情に近いものだったように感じます。
どんなに「誰も本当のわたしを知らない」と涙をみせたって
「どうして誰も本当のわたしを愛してくれないの」と取り乱したって
彼女は最初から自分が帰るべき場所に戻らなければならないことを知っていて
23歳の青年のために「マリリン・モンロー」であることを捨てるなんて、絶対にできなかったのだから。

映画の撮影が終わると同時に、彼女は去ってゆく。
青年は夢から醒めて、またひとつ大人になる。

50年代のロンドンやウィンザーの街並、活気溢れる人々の様子、ファッションとインテリアに心がときめいて
ランラン氏のキラキラとしたピアノ音が奏でるマリリンのテーマ曲にうっとりし、
ミシェル・ウィリアムズ、エディ・レッドメイン、ケネス・ブラナー
エマ・ワトソン、ジュディ・ディンチ、ドミニク・クーパーという豪華なキャストの演技に陶酔。
何よりも噂に違わず、ミシェル・ウィリアムズが最高に素晴らしかったです。
マリリンのトレードマークであるブロンドヘアと真っ赤なリップ、ひとつのホクロはそのままに
くるくると変わる魅惑的な表情、おっとりとした喋り方、色っぽい佇まい・・・
本物以上に肉感的で愛らしいマリリンであったよ!!
だれだって、彼女を好きにならずにはいられない。

映画の冒頭、彼女は歌います。

"When love goes wrong, nothing goes right"と。

そう。
きっとマリリン・モンローという女優は生涯愛されることだけを望み、愛こそが全てだったのだ。

なんだかそんな風に思いました。



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