Sunday, 14 October 2012

HIROSHIMA

生まれて初めて広島に降り立ったのは9月が始まったばかりのあの日。

わたしはあぁこれから随分と遠くへ行くのだというわくわく感と何処か少しだけ寂しいような気持ち---
きっと多くの人が海外行きの飛行機の中で感じるような思いを抱えて新幹線に乗っていました。

カープ電車。かわいいんですけど。

教科書の中でしか見たことのなかった原爆ドーム。
目に入った瞬間にぶわっと鳥肌がたち、仕舞いには泣いてしまった。
隣ではアメリカ人らしき一団が、真っ白な歯をみせてピースしながらわいわい楽しそうに写真を撮っていて
わたしだったらとてもじゃないけどそういうことはできないと思った。

平和の象徴。わたしの小学校でもみんなで千羽鶴を折って広島に送ってたなー。

駅前にも平和の象徴。

市内をまわるのには路面電車。アムステルダムを思い出した。

至る所に出没していた、気になるガールナンバーワン。

川辺のカフェ。やっぱりやっぱりアムステルダムを思い出した。

せっかくだから朝いちばんのお客さんとして紅茶を飲んだのでした。

お店の軒下でエサが出てくるのではと期待している鹿さんたち。
そう、ここは宮島です。

りりしすぎる鹿さん。

「食べ物くれ食べ物くれ」とアグレッシブに近づいてくる鹿さん。

「この女きゃあきゃあ騒ぐばかりででエサを何も出してこないな。おいらは腹が減ってるんだ!!」
と鹿さんが思ったかどうかは知りませんが、その後彼はわたしのスカートをむしゃむしゃし始め
お陰様でスカートには鹿さんのよだれがくっきりと付着しましたよ。

松と舟。日本てさ、やっぱりいいよね。

海にぽっかりと浮かんだ厳島神社の鳥居はやっぱり圧巻でした。

気分はすっかり平清盛。(何が)

鹿さんは神社だろうが何だろうが何処にでもおります。

広島といえばー!牡蠣!
たった1200円のカキフライ定食、ボリュームは東京で食べるそれの2倍。
プリプリでジューシーで、本当に本当に本当に美味しかったですようう。

かざぐるま、たくさん売ってた。

きっとここは鹿さんたちのアルタ前なのだね。

パゴタの赤も美しく。

せっかくなので山登りすることに。
ロープウェイからの眺めを楽しんだその後えっちらおっちら山を登り・・・・
辿り着いた弥山から下を見下ろすと、
そこに広がっていたのは青色が美しい瀬戸内海とそこに小さく浮かぶ島々。奇跡の美しさ。
パワースポットとして有名なのも納得でした。

空と海の色が溶け合うような日本三景・・・。ずっと眺めていたかったです。

弥山展望台付近は大自然の雄々しさに溢れていて、まるでオーストラリアのような景色。

ほらほら、映画『ピクニックatハンギングロック』の一場面みたいではありませんか。

弥山からロープウェイを使わず徒歩で(45分もかかってちょっぴり後悔した・・・)下山すると、
すっかり神社周辺は潮がひいており、午前中とまったく異なった風景に。

例の大鳥居もくぐれてしまう。自然ってふしぎだ。昔の人って偉大だ。小学生みたいに感動してしまいました。

最終日はお酒で有名な西條へ。

白い壁にエメラルドグリーンのパイプがアクセントの酒蔵・・・なんだか可愛らしい。
無料でお酒の試飲もできる、お酒大好きなわたしにとってパラダイスのような場所でした。

街の至る所には井戸水があって、こんな風に無料で飲めたのでした。とってもまろやかなお水。
・・・髪すごいね。

酒蔵をリフォームして作ったカフェ、酒房喫茶賀茂輝。

名物の大吟醸シフォンケーキ。
これを食べるのが西條探訪の目的であったと言っても過言ではありません。
土瓶にはいっているたっぷりの大吟醸をとぽとぽとシフォンケーキにかけながらいただきます。

あぁ至福。これで満足。さぁ東京へかえろう。


広島は思った通りに暑くって、だけど時たま涼しい風が優しく吹いていて
人がやさしくて、お好み焼きがおいしくて
楽しくて嬉しくてしょうがないのに、その明るい感情の底にはいつもある種の悲しさが纏わりついていて
ちょっぴり泣けてきちゃうような場所でした。


そうだよ、広島は、おしい県なんかじゃなかったよ。
(観光大使である有吉氏の掲げるキャッチフレーズ参照)