Tuesday, 27 November 2012

Autumn is a second spring when every leaf is a flower


「秋は全ての葉が花となる2つ目の春だ。」
そういったのはアルベール・カミュらしい。


わたしの引っ越してきたマンションの隣には大きな霊園あって、部屋のベランダからその様子がよく見えます。

「お墓のとなりに住むなんて気味悪くないの?」と聞かれることもあるけれど
わたしはそういったことを気にする人間ではないし、
たくさんの木に囲まれていて花壇とベンチと小さな広場があるその霊園には
犬の散歩をする人、下校途中の小学生、ボール遊びをする親子、おしゃべりを楽しむお年寄りという風に
お墓参り以外の目的の人がちらほら集まったりしていて、そういうところがいいなぁと思ったりしている。

大袈裟かもしれないけれどそこはまるで
パリのペール・ラシェーズ墓地やストックホルムのスコーグスシュルコゴーデンのよう。
綺麗で明るい雰囲気で訳もなく行きたくなる。
そんな場所なので休日の昼にはわたしもよくそこをふらふらしています。


今は紅葉まっさかりの霊園。


大きな2本のイチョウの木、もみじの木、名前を知らない木。
側にいたおじいちゃんたちの「政治家は一体何をしてるのだ」といった類いの嘆きの会話を聞きながら
赤オレンジ黄色になった葉っぱの集まりをじっと見ていたら
カミュの言っていたように、それらが花に見えてきたから不思議。
枯れてなくなってしまう前の一瞬の美しさってこういうことなのかしらと思う。

寂しくて、その反動で強くなる。そんな季節であーる。


帰り際、突然の「みぎゃー!」「ざざざざー」という音とともに
黒ブチの猫とそれを追いかけて低空飛行する大きな大きなカラスが
ものすごいスピードでわたしの目の前を横切ってゆきました。