Friday, 30 November 2012

HICK

クロエちゃん、エディーボーイ、そしてブレイク・ライヴリー。
この旬な3人の名前が並んでいるだけで「HICK観てみたいなぁ」と思う人は
大勢いるだろうし、大勢いただろうし、わたしもその1人でした。

が! が! が!

もうなにこれ最高に最低な映画!
(ありったけの愛をこめて)


アメリカの中西部、ど田舎の小さな町に住む少女ルリは13歳の誕生日を迎えたばかり。
しかし事もあろうにその直後両親が相次いで蒸発。
独りきりになってしまった彼女はカバンに洋服と銃と少しのお金を詰めて決意するのです。
憧れのラスベガスへ行こうと。

道中様々なトラブルにあいながら、彼女はヒッチハイクで都会を目指す・・・。

なーんて
センチメンタルな中にスリルと希望が混じり合っていて、なかなか魅力的なストーリーの導入部分。

クロエちゃんはとにかくキュートで、お洋服や小物なんかもセンスいいし(虹色パンツ!)
彼女のお母さん役はジュリエット・ルイスだし
ピンク色のタバコをふかすブレイク・ライブリーもはまり役だし
エディーボーイもならず者の役をがんばってたし
一瞬だけローリー・カルキン君が出てるし
音楽も映画の雰囲気にぴったりでいいかんじだし
途中まではよかった。そう非常によかったのですよ。

しかしなんということでしょう。

途中からこのお話は
いきなりああなってそうなって、気付けばあれっ?と、非常に中途半端で意味不明な展開を迎えます。
素材題材がよかっただけに、脚本の後半部分の雑さに涙がでてきそうです。しくしく。

サイコホラーな映画にするならもっと突き抜けて完璧にやってほしかった。
それができないなら
どこにも行き場のない風変わりな2人が社会の片隅で反発し合いながらも心を通わせ合う『レオン』的展開に
持っていけばよかったのになぁ・・・なんて考えたり、考えなかったり。


うーん。うーん。うーん。


13歳の家出は、何も学ばなくたって何を失敗したって、全然いいと思うけど。

「あぁもったいない。」

そんな言葉を百万回言っても足りないような映画でした。